無脳症対策ための葉酸サプリ

胎児

葉酸サプリには胎児に無脳症が発生するリスクを減らす効果があります。

 

無脳症は脳の一部が欠落して生まれてくる先天性異常のことで、体の機能を司る脳が正常に働かないため、自分で呼吸ができなかったり体を動かすこともできない場合があります。

 

そのため妊娠中に無脳症ということが分かれば中絶を勧められることが多く、生まれてきてもすぐに亡くなってしまうケースがほとんどです。

 

無脳症は妊娠初期に脳や脊髄の元になる神経管が発達しなかったために起こります。

 

妊娠初期には細胞が急速な勢いで分裂増殖しますが、その時に細胞形成に必要不可欠な葉酸が不足すると神経管閉鎖障害が起こり、脳や下肢の成長を妨げることになります。

 

その為厚生労働省ではこういった神経管閉鎖障害を防ぐため、妊娠予定の1か月以上前から葉酸サプリを摂ることを推奨しています。

 

葉酸は食事から摂取することも可能ですが、不足しやすい栄養素である上に、妊娠中には通常よりも多い量を必要とするからです。

 

先天性異常を防ぐためには妊娠前から葉酸サプリを摂取しておくことがおすすめです。